2005年10月27日

メロンパンの真実

メロンパンの真タ.jpg
『メロンパンの真実』 東嶋和子 

以前の予告通り(参照:なつのせいりせいとん)この本を読んだ。
最初に手に取ったときは、ほんの軽い気持ちで、メロンパンについて丸一冊あるのはどんなか。
メロンパンの作り方とか、コツとか、バリエーションが載っているのかな?程度だった。


それが、


科学ジャーナリストの著者が、日本のパンの起源から、メロンパンの発明までを徹底的に取材!
さながらホームズのごとくメロンパンのすべてを解明しており、まさに目からウロコの落ちる思い。
にわかにメロンパンに関心がでてきて、パン屋に行けばどんなメロンパンが売っているのかチェックするようにまでなってしまった。


私のなかで、メロンパンといえば、

 高校時代あこがれのかっこいい人が好きな食べ物 

というイメージ。
これは実話に基づいているわけではなく「星の瞳のシルエット」(夢見る少女時代のバイブル的な漫画)に出てくる、弓道部の久住くんが無類のメロンパン好きだったということに影響している。

ちなみに、高校男子で菓子パンかぶりついて絵になるのは
 久住くん+メロンパン  達っちゃん+アンパン
が両横綱だと思う。 

「星の瞳のシルエット」と「タッチ」。
いずれも、さわやかな青春時代に三角関係というせつない要素を盛り込んだ名作だ。

ちなみに、「タッチ」は「かっちゃん」がいるころの方が面白かったと思う。
途中から、かっちゃんほどのパワーはないにしても、南と達っちゃんと微妙な四角関係を繰りひろげるキャラクター新田兄妹は、2人とも美男美女だけど、私が知る限り一度だけ出てくる新田母は、全くといっていいほど子供に似ていなかった。影ながら新田母の美しさをちょっと期待していたのだが、残念な気持ちだ。

おっと、話を戻そう。
近ごろ見かけたメロンパンといえば、こんな感じ。

大手コンビニエンスチェーンのロー○ンでは
メロンパンのおいしいお店 改め もっとメロンパンのおいしいお店 
と大きくうたっている。

別のコンビニでは、メロンパンと名のつくものが4種類もあった。

関越道のとあるSAのパン屋には、メロンパンだけで5種類も置いてあった。
 富良野メロンクリームが中に入ったメロンパン
 マスクメロン果汁を生地に使ったメロンパン
 バターをたっぷり生地に練りこんだメロンパン
 チョコチップを散らしたメロンパン
 普通のメロンパン
(記憶している限りだから、違っていたらご容赦を。)


先日みたJリーグの試合では、
本日のMIP選手ジュニーニョには、なんと豪華商品として 「メロンパン100個」 が贈呈されていた。


とこんなところ。
メロンパンは意識してみると身近にたくさんあるのだ。



ということはだ、

もしかして「メロンパン」は私が知らなかっただけで、今んものすごいブームきてる?
確かにメロンパン嫌いという人に会ったことはこれまでないし、老若男女に好まれそう。
パンは全般あまり好きじゃないけど、メロンパンならいける、という男性も身近にいる。
かくいう私も、あの丸形にムショウにかぶりつきたくなる時がある。カプリと。

これだけ愛される菓子パンでありながら、
「メロンパンの真実」によると、その歴史は解明されていないことも多いそうだ。
著者の取材は、メロンパンの起源をさかのぼり、東へ西へ山奥へ韮山(京極堂を読んだ人なら反応する地名)へ特許庁へ、はたまた「トリビアの泉」スタッフ(金の脳にメロンパンが入ってるから)へと。

そこで出てくるキャラだけでもこんな感じ。

 パン祖 江川太郎左衛門
 (1842年に家来にパンの試験焼きをさせた人)のパンを再現する石渡食品

 1944年来日し帝国ホテルのベーカリーシェフだった
 伝説のパン職人 イワン・サゴヤン 通称イワン爺

 帝国ホテル第11代料理長 村上信夫さん
 (イギリス女王エリザベス二世、マリリンモンロー、フォード大統領などをもてなした)

 1888年「横浜ベーカリー」から名称変更した
 「ウチキパン」の打木さん

 アンパンで有名な「木村屋」のはじまりとなった
 リストラ武士 木村安兵衛

 日本のパン史の聖典ともいえる『パンの明治百年史』の執筆・編集をされた
 パン翁こと安達巌さん

これだけでも、すごそうな話なのがわかる。


そして、私が以前から疑問に思ってたこと。
なぜメロンパンと呼ぶのか。ごく一般的なメロンパンのレシピには、「材料:メロン 1/4カット ミキサーで下準備しておきます」 とはまずない。
あんパンに「あん」がちゃあんと入っている。やきそばパン、ピザパンも然り。
ということについても、きちんと内容は及んでいる。

呼び方の説は次のものがあげられてる。

1、焼きあがったビスケット生地の表面のひび割れが、たまたまマスクメロンの皮とよく似ていたのでその名がついた、というごくしごく当然の説。

2、高級なマスクメロン人気にあやかって、ほんものに手が届かない庶民のためにその形と格子模様を似せた菓子パンを考案した、という逆の説。

3、パン生地を覆っているビスケット生地には「メレンゲ」※を加えるが、この「メレンゲ」
がなまって「メロン」となったのでは、という、ちょっと強引な説。
※メレンゲとはフランス語で、卵白と砂糖をかたく泡立てたもの。洋菓子の生地やムースに混ぜ込んだり、飾りなどに使われる。

いまだに諸説の決着はついていないということだ。
ちなみに私は2を推します。

さらに、関西では「丸くて黄色くてカサカサ」のメロンパンは、「サンライズ」とよばれているという。
関西でいう「メロンパン」は、ラグビーボール型で中に白いあんが入っているそうだ。
一方、広島では・・・云々。

うーん、「たぬきときつね」を上回る混乱の様相だ。
それにしても、深いなー。



こんなことをぐるぐると考えていたら、自分の降りる駅に気がつかなかったがく〜(落胆した顔)
メロンパンのことを考えてて乗り過ごすなんて、ちょっと人には言いにくいので、ブログにのせてみました。

さらに、本には参考になるHPの紹介など、メロンパン教(狂)なる方々が登場する。
ためしに軽く検索かけただけで、メロンパンについて語っている人が出てくるわ、出てくるわ。
さっそく私も入信を検討してみることとしようか(^^;)


気がついたら、長くなってしまいました。
最後まで読んでいただいた方、感謝感謝<(_ _)>
posted by ちい at 21:28| ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
TBありがとうございました。
メロンパン、静かなブームですよね。

実は今朝の朝ごはん、メロンパンです(笑)
Posted by yomikaki at 2005年10月28日 07:27
こんにちは。コメントありがとうございます♪

−朝ごはんにメロンパン−

いい響きですね。

Posted by ちい at 2005年10月28日 22:31
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