2005年12月02日

私本・源氏物語

実は私、一時期、急に「源氏物語」にはまったときがありました。
中学生か、高校入りたての頃かな?
はじまりは『あさきゆめみし』大和和紀 という源氏物語をテーマにした漫画。
いろはにほへと〜で終わるシーンの紫の上が美しくて、うら若き心にジーンたらーっ(汗)ときたものです
amazonみてたら、瀬戸内静寂をして大和和紀さんは20世紀の紫式部とありました。ほう。


この頃、こういうちょっと古い時代の(漫画)本が好きだったのよね。
『はいからさんが通る』大和和紀
『なんて素敵にジャパネスク』『ざ・ちぇんじ』氷室冴子 これは漫画と小説と両方ある
『王家の紋章』細川知栄子
とか。
このブログ始めてから、自分がけっこう漫画読んできたことに気がつきましたよ。改めて。


で、私の歴史認識は、この辺からだいぶ影響受けてますね。

「王家の紋章」で出てきた、ヒッタイトとかバビロニア王とかが、学校の世界史に出てきたたとき、もううれしくなっちゃって、迷わず選択は世界史にしましたよ。

『あこがれ冒険者(アドベンチャー)』あさぎり夕
でインカ帝国がちょーかっこよく描かれてたものだから、すっかり憧れちゃっていたことも
世界史に後押ししました。

いいのか!それで?という感がなくもないけど。

まあ、その後、世界史にどっぷりはまったので、結果オーライということであせあせ(飛び散る汗)
もうすっかり忘れたけど。。


それで、
「あさきゆめみし」を読んでたら、本物の「源氏物語」が読みたくなってきて
当時、近所で最も大きい本屋にかけこみました。

ー小さい頃、その本屋の人に憧れて、いつかそこで働く人になりたいと思ってました。
でも、いざ自分がバイトできる年齢になったら、「時給が安い」というしごく現実的な事実に直面し、ショックを覚えたものです。
いと儚き夢かな。。

わけもわからず、その辺にある源氏物語を手にとってみる。
谷崎源氏 
与謝野源氏

ダメだ、、どれも私には読めそうな気が全くしない。

そこで発見したのが
『新源氏物語』田辺聖子
これならいけそうだパンチ
文章の読み易さが決めてとなりました。

それから夢中になって読みました。
「あさきゆめみし」で大まかなあらすじは頭に入っていたので
「あ、ここはちょっと違う」「ここはこんな背景があったのねー」
とか考えながら、すっごく楽しめました。

後から考えると、ここで偶然にも田辺源氏を手にしたことで、源氏物語が私にとって明るい恋物語の印象が強くなったのでしょう。

というようなことを
『私本・源氏物語』 田辺聖子 を見かけたら思い出して (つか、前置き長すぎ!)
なつかしさと共に読みました。

あとがきにありましたが、「新源氏」が「陽画」なら、こっちの「私本」は「陰画」というのが著者本人談だそうです。まさに表と裏。田辺聖子さんならではの、おあそび小説。
光源氏の従者の一人”伴男”が語る、庶民の視点からみた源氏物語パロディ版ですね、ほんと。

光の君のちょっとだらしない様子やぼやきと、
主要なレディー達がちょっと面白くなって出てきます。 
うまいっと思ったのは、花散里→色散里。うーん元祖癒し系。


「光源氏って、ただの女たらしじゃん。ただ美形で血筋が良かっただけじゃん。」
と源氏物語を読むと一度は考えてしまう名作に対する邪推な心に、一抹の灯火がっ。
キケンキケン(笑)
とても楽しめました。
posted by ちい at 23:56| ☁| Comment(1) | TrackBack(19) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月24日

空中ブランコ

空中ブランコ.jpg『空中ブランコ』奥田英朗

一人称で出てくるのは、話ごとに出てくるちょっと精神を病んだ人。
そこで駆けこむと毎度登場するのが精神科医の伊良部だ。

この医者がとんだクセモノ?あほ?名医?癒し系?
特徴をいくつかあげてみる。

デブ
歯茎を出して笑う
伊良部病院の跡取りぼんぼん
小児科医のときは子供とケンカして精神科医になった
注射マニア(ときには患者を押さえるためにイラン人を雇う)
「マユミちゃーん」と呼ぶとミニスカボディコン白衣の看護師が注射器もって登場
患者として来た人は最後には治ってる

とまあ得体の知れない変人として出てくる。

読んでいてニヤニヤ笑って癒さるうちに、不思議と自分も治ってる。
ん、そもそも病気だっけ?

なかでも最高なのは、
ある大学病院に勤める人が、義父でもある同じ大学病院の学部長(「白い巨頭」から想像するにすごおく偉い人)のズラを人前で取りたくて、うずうずする強迫症の話。
 大学病院
 名誉
 地位
 義父
 ズラ
この緊張感たまらない。


私が思い描く伊良部ドクターのイメージは
ドラゴンボールの「魔人ブウ」に近い。
魔人ブウ.gif

注射をもった時の表情は少しサイコっぽく
ハンターハンターの「ミルキ」。
chara04_milki.gif

忘れてた、「パタリロ」テイストもかけておきたい。
patariro3.gif

こんな医者いやだ。

でも見てみたい。
ぜひとも映像化を求む。



と思ったら、同じシリーズの前作『インザプール』の方が映画になってましたよ。

でも
こういう想像ができるのが、本のいいところ。
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posted by ちい at 21:58| ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

アンジェラ・アキ

先週のsakusakuにゲスト出演していたアンジェラアキさん。
私すっかり虜になりました。
歌はもちろん圧倒的な存在感をもって素晴らしいですが、関西弁の気さくなトークと見た目とのキャップもまたいいです。

カエラちゃんとアキさんと、ハーフの人が並んでるのはなかなか絵になります。
彫りが深いってうらやましい、と純日本人顔の私。
しかしこの顔とのつきあいも早○十年、そんなことではもう落ち込みません。
私だって世が世ならきっと絶世の美女です。


・・・平安時代とか


だって光源氏でさえ末摘花がいたんですから。
(われながらフォローになってないけど)
ともかく末摘花の君のチェックポイントは、自分をツボに思ってくれる人がたった一人いて、その相手を信頼できれば女は幸せということ、だったはず。。
次いこ次。


で番組でかかってたのは「HOME」という曲。
心のふるさとを歌っています。
これがじーんと響く。
ぐらぐらと揺さぶられました。

ホームページで試聴
できるようになってましたので、興味を持ったかたぜひぜひどうぞるんるん

そこで歌詞を見てハタと気がつきました。
自分が口ずさんでいた詞が全く違っていたことを。


ホンモノ
・・野心と愛の調和がとれず〜♪


ニセモノ(私の創作)
・・現実と夢の調和がとれず〜♪


やっぱりこの場合、自分のことを歌詞に摩り替えてしまったのでしょうかね( ̄〜 ̄;)


posted by ちい at 21:57| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月11日

人間そっくり

『人間そっくり』 安部公房

−あらすじ−
《こんにちは火星人》というラジオ番組の脚本家のところに、火星人と自称する男がやってくる。はたしてたんなる気違いなのか、それとも火星人そっくりの人間か、あるいは人間そっくりの火星人なのか? 火星の土地を斡旋したり、男をモデルにした小説を書けとすすめたり、変転する男の弁舌にふりまわされ、脚本家はしだいに自分が何かわからなくなってゆく・・・・・。異色のSF長編。 〜新潮文庫 背表紙より


−私の感想−
相手が狂気の地球人なのか
自分が正気の地球人なのか

相手が正気の人間そっくりの火星人なのか
自分が狂気の人間そっくりの火星人なのか

相手が正気なのか
自分が狂っているのか

立ち位置がだんだんわからなくなってくる。
そして最後には、取り込まれる。

妙にリアリティーを感じながら、ざらつきが残る。
この感覚は、『砂の女』にも通じるものがある。

少しの状況説明とほとんど会話文だけで、ここまでの世界観を描くことができるものなのか。
それにつけ、文章が美しい。
夜読むと、眠くなくなるよ。


  
posted by ちい at 21:37| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

ラブロマ

4063143309.09.TZZZZZZZ.jpg
毎月ひそかに楽しみにしていた『ラブロマ』の連載が終わった。。

これは、「星野くん」と「根岸さん」という高校生カップルと、二人を取り巻く人たちによる、いうなればラブコメティー漫画。ちょーかわいい黒ハート
天然系超ストレート直球勝負の星野くんに対し、根岸さんは最初は戸惑いながらもつっこみつつ、二人の信頼関係は徐々に深まっていくわけです。
この二人の掛け合いは、ほほえましくて最高に面白い!
外野の友達も、それぞれの家族も、キャラたってます。
いつも読み終えると、健やかに楽しい気分になったものです。


・・・そう、例えるなら『ちびまるこちゃん』が昔々(あたいの小学生時代)
「リボン」に連載されていて、まだアニメにもなっていなかったころ、
ひっそりと友達と楽しんで読んでいたときの気分にちょっと似てます。

そういえば、もうひとつ、当時ひそかにきてたのは『お父さんは心配症』
愛するがゆえの変な行動する人ばっかり出てきて、行き過ぎ感ありありのギャグ漫画。
大人になって、また読んだらどんな感じでしょう?

あぁ当時は「リボン派」「なかよし派」のあくなき派閥争いがあったのを思い出します(遠い目)。。


それにしても、ラブロマ。
そんな気配は近ごろずっとあったんです。
星野くんの頭の中が「みかん」だらけになって、ねぎちゃんも真剣に悩んで、
それで二人が「みかん」問題をクリアした後あたりから。
いよいよ二人の卒業も近づいて、どうなるの?どうなるの?と思ってはいたんです。
そして、ついに。


連載終了もうやだ〜(悲しい顔)

最後まで、清涼感を残して終わりました。

単発での続編とか、出たらいいな。

出そうじゃない?遠恋編とか。番外編とか。(希望的観測)
posted by ちい at 23:05| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月02日

ショルダーバックの新しい使い方

京極夏彦の京極堂シリーズの本は、どれもぶ厚い。
上下巻とかに分けないのが、こだわりらしい。
この度 一応 読了したのは 『絡新婦(じょろうぐも)の理』

一応とつけたのは、
登場人物が多く、話の伏線もたくさんあるので、読み進むうちに細かいことが混乱してくる。
 そのうえ
シリーズの別本の人とかも出てくると、もうダメ。
どこで出てきた?と思っても、またその厚さから、そっちを探し出す気もしない。

細かく人物相関図を書きながら読んだらよいものか。
と思い登場人物を数えてみた。


・・・・60人を超したところでやめた。

とりあえず、ふわっとした状態を残しながら、そのまま読み進んでいく。
そうすると、最後の最後には、自分のもやもやまでもが落とされてる気がする。
さすがの”憑き物落とし”。

それにつけ、すごく好きだけど、この本の面白さ全てを消化しきていない気がする。

だから。一応。


とにかく、しつこいようだが、この度はとりわけぶ厚い。
読む前は、ちょっと怯んでしまうほどだ。
ちなみに、私はコレを後回しにして「塗仏(シリーズ次の本)」へ行ってしまい、後悔の嵐。
怯んでいる間に計測したところ、重さ645g 厚さ530mm のあっぱれ1389ページ。
諸君!お手持ちの本と測り比べてみてほしい。
ないから!これ以上厚い文庫本!!

少なくとも、うちの本棚には辞書以外に。


かくいう私は、電車の中で本を読むことが多いので、基本的に文庫を好む。
確かに、これも文庫なんだけど。

 重くて手が疲れるのよ。
 周りの人が一瞬驚いてるのよ。(たぶん厚さに)
 かばんの中の空間を一番占領しているのよ。
 助けてくださいー。誰かーーー。

と車両の中心で叫びたい。


そこで最近、とてもいい発見をした。
斜めがけショルダーバックだ。
バックの部分を前にもってきて、その上に手と本を置くと、、、
あ〜ら不思議。重さ半減。
これであなたも安心、明日から京極本も恐くない。(深夜TVの通販風に)

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posted by ちい at 22:23| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

シティ・オブ・ゴッド

city of god.jpg シティ・オブ・ゴッドをみた。

−あらすじ−
1960年代後半、リオデジャネイロ郊外に新設された公営住宅シティ・オブ・ゴッド。そこに住む強盗の青年カベレイラ(ジョナタン・ハーゲンセン)は、弟分リトル・ダイス(ドグラス・シルヴァ)の考案したモーテル襲撃事件がもとで、警察に銃殺される。70年代に入り、他の街に身を隠していたリトル・ダイスは、リトル・ゼ(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ)と改名し、シティ・オブ・ゴッドを乗っ取るために戻ってくる。親友ベネ(フィリピ・ハーゲンセン)と共に麻薬ビジネスで大成功をおさめた。しかしベネは女性と恋におち、残忍なリトル・ゼに別れを告げる。だが送別会で、ベネはリトル・ゼと敵対するギャング、セヌーラ(マテウス・ナッチェルガリ)の弟分の銃弾に倒れる。70年代末期。リトル・ゼに恋人をレイプされ、家族を殺されたバス車掌のマネ(セウ・ジョルジ)は、復讐のためセヌーラと手を組み、抗争が勃発。シティ・オブ・ゴッド出身のブスカペ(アレシャンドレ・ロドリゲス)は、リトル・ゼのアジトで撮った写真が新聞社に買われて仕事を獲得し、ジャーナリストの道を歩み始めていた。やがて抗争は激化し、リトル・ゼもマネも死亡。ブスカペはリトル・ゼの遺体を撮影し、成功への道を手にするが、一方街では、ギャングと化した子供たちが銃を手に群れているのだった。


−私の感想−
実は、内容を知らないで観たんだけど、「いい映画」だった。
確かに、スラムの荒んだ雰囲気そのまま出てるし、銃で人がたくさん死ぬ。
子供も大人も撃ち合う。
暴力的な映画はわりと苦手なのだけど、これはずっと目を離せない。
『トラフィック』や『スナッチ』に似たスピード感がある。
重いといえば重い内容なのだけど、淡々としているように感じるのは、実話だからでしょうか。
これは、みるべき作品。
posted by ちい at 20:56| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

母校と乱歩

先日読んだ本のなかの 
『本棚探偵の冒険』 『本棚探偵の回想』 喜国雅彦
本棚探偵の冒険.jpg本棚探偵の回想.jpg

これは、江戸川乱歩マニア&ミステリ古書収集家&漫画家 と3拍子そろった著者による
増え続ける本をいかに美しく本棚に飾るか 〜 古本屋めぐり 〜 本の作り方まで
ミステリー本へのオタク的こだわり(暴走?)を垣間見るエッセイ。
ついついニヤリと、ときに驚愕し、はたまた抱腹絶倒してしまう。
電車のなかで読むには危険な本だ。

ふんふん、古書はおもしろ恐ろしい世界だ、と進んでいくと
突然わが母校の名前が出てくるじゃないですか。

−この著者も−あの京極夏彦も
聖地のごとくうやうやしく狂喜乱舞した「旧乱歩邸」を購入したと。
本棚探偵の中で、レプリカがウン十万円の本として何度も出てくる「貼雑年譜」のホンモノをはじめ、たいそうな蔵書があるらしい。

恥ずかしながら、それまで乱歩と母校がゆかりがあるなんて知らなかった。
ちょっと調べてみたら
乱歩の出身大学は早稲田だったから、同門っていうわけじゃないのね。
でも、終の住処となった「幻影城」は大学に隣接したところにあったのね。
そして、ご子息が教授(のち学長)だったのね。

返す返す、知らなかった。
学生時代は何を見て生きていたんだろうー(長音記号1)


久しぶりに母校のHP開いたら
創立130周年記念事業と称して、乱歩邸の記念サイトなんてのも出来てる。

2005年10月は「乱歩月間です」  
 ん?

ホームカミングデー来場者への乱歩邸特別公開 日時:10月30日
 お!

ちょっとまったー!(ねるとん風に。・・・このへんで年がばれる。) 
明日じゃん。

たしか、数日前にホームカミングデーの案内来てたぞ。
いつも見ないで捨てちゃうけど、まだあったかなー。

それまで乱歩邸って、
ふーーん、すごそうだー程度にしか思ってなかったんだけど、
行けると思ったら急に身近になって行きたくなってキターーー。


人の欲とは、かくもありなむ。
まあそのーいわゆるーひとつのーミラクルですね。
posted by ちい at 17:55| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月27日

メロンパンの真実

メロンパンの真タ.jpg
『メロンパンの真実』 東嶋和子 

以前の予告通り(参照:なつのせいりせいとん)この本を読んだ。
最初に手に取ったときは、ほんの軽い気持ちで、メロンパンについて丸一冊あるのはどんなか。
メロンパンの作り方とか、コツとか、バリエーションが載っているのかな?程度だった。


それが、


科学ジャーナリストの著者が、日本のパンの起源から、メロンパンの発明までを徹底的に取材!
さながらホームズのごとくメロンパンのすべてを解明しており、まさに目からウロコの落ちる思い。
にわかにメロンパンに関心がでてきて、パン屋に行けばどんなメロンパンが売っているのかチェックするようにまでなってしまった。


私のなかで、メロンパンといえば、

 高校時代あこがれのかっこいい人が好きな食べ物 

というイメージ。
これは実話に基づいているわけではなく「星の瞳のシルエット」(夢見る少女時代のバイブル的な漫画)に出てくる、弓道部の久住くんが無類のメロンパン好きだったということに影響している。

ちなみに、高校男子で菓子パンかぶりついて絵になるのは
 久住くん+メロンパン  達っちゃん+アンパン
が両横綱だと思う。 

「星の瞳のシルエット」と「タッチ」。
いずれも、さわやかな青春時代に三角関係というせつない要素を盛り込んだ名作だ。

ちなみに、「タッチ」は「かっちゃん」がいるころの方が面白かったと思う。
途中から、かっちゃんほどのパワーはないにしても、南と達っちゃんと微妙な四角関係を繰りひろげるキャラクター新田兄妹は、2人とも美男美女だけど、私が知る限り一度だけ出てくる新田母は、全くといっていいほど子供に似ていなかった。影ながら新田母の美しさをちょっと期待していたのだが、残念な気持ちだ。

おっと、話を戻そう。
近ごろ見かけたメロンパンといえば、こんな感じ。

大手コンビニエンスチェーンのロー○ンでは
メロンパンのおいしいお店 改め もっとメロンパンのおいしいお店 
と大きくうたっている。

別のコンビニでは、メロンパンと名のつくものが4種類もあった。

関越道のとあるSAのパン屋には、メロンパンだけで5種類も置いてあった。
 富良野メロンクリームが中に入ったメロンパン
 マスクメロン果汁を生地に使ったメロンパン
 バターをたっぷり生地に練りこんだメロンパン
 チョコチップを散らしたメロンパン
 普通のメロンパン
(記憶している限りだから、違っていたらご容赦を。)


先日みたJリーグの試合では、
本日のMIP選手ジュニーニョには、なんと豪華商品として 「メロンパン100個」 が贈呈されていた。


とこんなところ。
メロンパンは意識してみると身近にたくさんあるのだ。



ということはだ、

もしかして「メロンパン」は私が知らなかっただけで、今んものすごいブームきてる?
確かにメロンパン嫌いという人に会ったことはこれまでないし、老若男女に好まれそう。
パンは全般あまり好きじゃないけど、メロンパンならいける、という男性も身近にいる。
かくいう私も、あの丸形にムショウにかぶりつきたくなる時がある。カプリと。

これだけ愛される菓子パンでありながら、
「メロンパンの真実」によると、その歴史は解明されていないことも多いそうだ。
著者の取材は、メロンパンの起源をさかのぼり、東へ西へ山奥へ韮山(京極堂を読んだ人なら反応する地名)へ特許庁へ、はたまた「トリビアの泉」スタッフ(金の脳にメロンパンが入ってるから)へと。

そこで出てくるキャラだけでもこんな感じ。

 パン祖 江川太郎左衛門
 (1842年に家来にパンの試験焼きをさせた人)のパンを再現する石渡食品

 1944年来日し帝国ホテルのベーカリーシェフだった
 伝説のパン職人 イワン・サゴヤン 通称イワン爺

 帝国ホテル第11代料理長 村上信夫さん
 (イギリス女王エリザベス二世、マリリンモンロー、フォード大統領などをもてなした)

 1888年「横浜ベーカリー」から名称変更した
 「ウチキパン」の打木さん

 アンパンで有名な「木村屋」のはじまりとなった
 リストラ武士 木村安兵衛

 日本のパン史の聖典ともいえる『パンの明治百年史』の執筆・編集をされた
 パン翁こと安達巌さん

これだけでも、すごそうな話なのがわかる。


そして、私が以前から疑問に思ってたこと。
なぜメロンパンと呼ぶのか。ごく一般的なメロンパンのレシピには、「材料:メロン 1/4カット ミキサーで下準備しておきます」 とはまずない。
あんパンに「あん」がちゃあんと入っている。やきそばパン、ピザパンも然り。
ということについても、きちんと内容は及んでいる。

呼び方の説は次のものがあげられてる。

1、焼きあがったビスケット生地の表面のひび割れが、たまたまマスクメロンの皮とよく似ていたのでその名がついた、というごくしごく当然の説。

2、高級なマスクメロン人気にあやかって、ほんものに手が届かない庶民のためにその形と格子模様を似せた菓子パンを考案した、という逆の説。

3、パン生地を覆っているビスケット生地には「メレンゲ」※を加えるが、この「メレンゲ」
がなまって「メロン」となったのでは、という、ちょっと強引な説。
※メレンゲとはフランス語で、卵白と砂糖をかたく泡立てたもの。洋菓子の生地やムースに混ぜ込んだり、飾りなどに使われる。

いまだに諸説の決着はついていないということだ。
ちなみに私は2を推します。

さらに、関西では「丸くて黄色くてカサカサ」のメロンパンは、「サンライズ」とよばれているという。
関西でいう「メロンパン」は、ラグビーボール型で中に白いあんが入っているそうだ。
一方、広島では・・・云々。

うーん、「たぬきときつね」を上回る混乱の様相だ。
それにしても、深いなー。



こんなことをぐるぐると考えていたら、自分の降りる駅に気がつかなかったがく〜(落胆した顔)
メロンパンのことを考えてて乗り過ごすなんて、ちょっと人には言いにくいので、ブログにのせてみました。

さらに、本には参考になるHPの紹介など、メロンパン教(狂)なる方々が登場する。
ためしに軽く検索かけただけで、メロンパンについて語っている人が出てくるわ、出てくるわ。
さっそく私も入信を検討してみることとしようか(^^;)


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posted by ちい at 21:28| ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

芸術の秋ですね。

気がついたら、いつの間にか読書・スポーツ・食欲と話題が続いたので
今日は秋シリーズ〜芸術ネタで。

といっても、絵を描くのは、自分でいうのも何だけど完全に画伯系?の私アート
まじめにかけばかくほど、なぜか、初めは驚きを持って受け入れられ、後に笑いが起きることしばしば。。
本人は至って真剣なんけど!(観るのは結構好きなんだけどね)

そこで、テーマは絵ではなく音楽るんるんについて。

えーと、いきなりですがクラシックのなかでも、フランス印象派といわれる作曲家のものが好きです。
作曲家としては、ドビュッシー、エリック・サティー、ラヴェル、六人組(デュレイ、オネゲル、ミロー、プーランク、オーリック、タイユフェール)が該当します。 

と思われます。(印象派にいれるかどうかは、諸説あるので。取りあえずここでは入れておきます。)


では個別に。


クロード・ドビュッシー
最初に出会ったときの感動ったらありません。クラシックといえば、バッハー・ベートーベン・ショパンとかに慣れていたから、兎にも角にも新しさを感じました。不協和音なのに美しいんだなー。色彩感豊かで繊細かつ大胆というか。でも愛娘向けの曲はお茶目でかわいい。
かの坂本龍一は、最も影響を受けた作曲家の一人としてあげていた気がします。確か。


エリック・サティー
サティーは何といっても曲名がいい。すごくいい。
たとえば「梨の形をした3つの小品」「干からびた胎児」「嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ」など。もう完全にロックだと思いますよ。
「(犬のための)ぶよぶよした前奏曲」なんかは、一度出版社に持ち込んだらボツで出版断られて、次に作った曲がコレ「(犬のための)ぶよぶよした本当の前奏曲」。
いやーいいセンスしてる。ついついニヤリとしたくなる( ̄ー ̄)
あ、当然、曲もいいです。


モーリス・ラヴェル
ちょっとジャズテイストあったりで素敵。ラヴェルの代表的ピアノ作品の一つ「クープランの墓」が私はとくに好き。音の組み合わせと流れが小気味イイ。
でも、作曲の途中で第一次世界大戦のため陸軍に召集されて、除隊後に再びこの曲にとりかかったかと思うと、色んな要素が入ってて複雑だなぁ。



六人組
中でもフランシス・プーランクが好み。かっこよくてドラマチックでしゃれた感じ。そして生涯独身。シャンソン歌手のエディット・ピアフへのオマージュ曲もある。これもまたいい。
漫画「のだめカンタービレ」で紹介されて、実は以外な人も知ってる作曲家だったりする。


あと、
フランスもの以外ではロシアのセルゲイ・ラフマニノフ
どこまでも〜深ーく、沈んでいくような〜、拡がっていくような〜。
映画「シャイン」で曲が使われたのは有名です。


以上、完全なる私見、かつ、すごくごくさらっとまとめた私のクラシック音楽の世界でした。
ちゃんちゃん♪
posted by ちい at 22:04| ☔| Comment(3) | TrackBack(2) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月30日

なつのせいりせいとん

さて、
すっかり秋めいてきたので、今日はこの夏(7月〜9月)に読んだ本を整理します。
ブログはじめる前のことなので、備忘録的にさらっと。

以下、読んだ順。

『半身』サラ・ウォーターズ
 知人のお薦めだったんだけど、私向きじゃなかったかも。途中でリタイヤ。
 いきなりかよっ☆\(゛Å゛#)
『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野 晶午
 途中で疑問に思っちゃったのが残念だけど、全体によくまとまってるし面白い。
 コレ絶対映画にはできないっしょ。小説ならでは。
『塗仏の宴』 京極夏彦
 やっぱり京極堂が読みたくなって。おどろおどろしい感じが夏にはいい。
『本棚探偵の冒険』 喜国雅彦
『本棚探偵の回想』 同上
 乱歩マニアの漫画家が書いたエッセイ。古本屋に行きたくなった。
『江戸川乱歩傑作選』 新潮社
 本棚探偵に影響されて乱歩が読みたくなった。乱歩ワールド炸裂。
『海辺のカフカ』 村上春樹
 世界観の違う本を読みたくなって。読みやすかった。カラスという少年って羊男みたいなもん?
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』 村上春樹
 カフカを読んだら、やっぱこっちの方が好きだな〜と思って。何度目だろうコレ読むの。
『マジックミラー』 有栖川有栖
 新本格ミステリーもたまにはね。でも、やっぱ時刻表系ってあまり得意ではない。
『読むレシピ』 日本放送出版協会
 ジャンルを変えてみた。
『おうちでも楽しめるカフェのおいしいコーヒーの淹れ方』 成美堂出版
 家コーヒーってほんとうまいっ。ほっと落ち着くよ。
『金閣寺』 三島由紀夫
 純文学などもたしなんでおこう。と思ったけど、内容が重くて、途中で休止。
『嗤う伊右衛門』 京極夏彦
 たまには、京極堂以外の京極夏彦も読んでみよっと。
『龍は眠る』 宮部みゆき 
 いま途中。

いやー我ながらほんと雑読です。
ちなみに次の本も決まってます。

『メロンパンの真実』 東嶋和子

内容は、メロンパンのルーツ・定義・作り方等々。全277ページにわたり真剣に解説してある本です。知ってますか?メロンパンは大正時代からあったということを!目次見ただけでもうわくわくします。即決しました。



ところで、
最近あった私とダーリン(以下、「D」と呼ぶことにした)の会話。

D 「あの、京極堂(詳しくは京極夏彦の京極堂シリーズを読むべし)の妹って何ていったっけ」
私 「あつ子だっだかなー。そうそう中禅寺敦子!あっちゃんだよ」
D 「(少し考えて)そうそう。そのあっちゃんに(私の)顔とか服装とか見た目ちょっと似てるよ
私 「あ、そーおー。(あっちゃんは、できる感じの雑誌記者だし活発でいい子っぽい。うんうん。あっちゃんを好きな男が2人も出てくるしちょっとモテキャラ。うんうん。たまにはいいこと言うじゃないですか。)あれ映画化されたの観たの?誰が妹役だっけ?」
D 「僕も知らないよ。観てない。」
私 「じゃあ見た目が似てるも何もないんじゃ。」
D 「あ、そうだね。本しか読んでないや。」
私 「・・・。」
D 「・・・。」
私 「・・え?」


彼のあっちゃん画像はどうなってるんだ?!
見た目が何と似てるというのだ!!




「この世に不思議なことなど何もないのだよ、関口くん。」by京極堂


ほんとかね。


もしかして、
あの京極版四谷怪談の『嗤う伊右衛門』と勘違いしてる?
じゃあお岩ってこと?

ひぇーーそんなーもうやだ〜(悲しい顔)
posted by ちい at 22:41| ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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